「S/N」liner notes

M1 . S/N

<bermei.inazawa>
「恋旅」の「paslaptis」という楽曲に続いてお声がけをいただきました :o)
今回は前回とうってかわって無機質なサウンド感というオーダーでしたので、いきおいMacbook内蔵マイクでTVの音を録ったりと閉塞感のある音作りをしてみました。riyaさんの声の、暗い曲でも明るい曲でもどこか切なげに響くところに昔から惹かれます!

<riya>
S/N(signal-to-noise)とは、信号量 (signal) と雑音量 (noise) の比の事で、SN比と呼ばれていたりもします。私達は日常で様々なシグナルを発信し、それに対して稀に応答があると思うのですが、本人の捉え方次第でそれをノイズだと感じてしまう事があるかもなあ、なんて考える訳です(要するにいつも通りのネクラな内容です…)。今回bermeiさんの作ってくれたサウンドは、そんな私の考えを見事に表現して下さったなと思います。

M2 . shadow of sky

<yoshihisa nagao>
物事の連続や風景の瞬間を切り取り、それを音の重なりで額に収めたい。切り取った大きな瞬間がいくつか断片的にあって、その場面と場面の間をさらに小さな場面で繋げていく。自分の作る音の世界はいつもそんな感じで出来ています。「空の影」の中に彼らが見た風景。その瞬間を切り取り、自分の中のフィルターを通し、そして真っ白な画用紙に音を塗り重ねていく。このリミックスもこうして出来上がりました。

<riya>
空の影のリミックスです。すごい、再構築です。本当に曲をバラバラにしてしまって、永尾くんのアンテナにかかった音だけを集めた感じ。元々の曲から永遠の無限だけを抽出したような最終形に悶絶しました。私の声をこんな風にも使ってもらえるんだなあ、という発見。こういう音作り大好きです!

M3 . カーラ

<riya>
私は昔、「gream」という全造語の曲を作っているのですが、今回はそれの日本語バージョンのつもりで作りました。例えば家族や恋人、親友や友人といった、大切な人へ贈りたい、そんな曲にしたつもりです。もしかしたらいつか離れてしまうかもしれないけれど、それでもいつも大事に想っているよ、という気持ちを込めて。

<<information>>

■bermei.inazawa■
1979年生。O型。内省的な音楽表現を好む。
ボーカル収録からマスタリングまで、
原盤制作のほぼ全てを自身で行うことが多い。
その制作スタイルの中で培った独特の音楽観を持つ。
Victorよりベストアルバム『Chords\bermei.inazawa collection』をリリースしている。

■yoshihisa nagao■
binariaという音楽ユニットでのアレンジメントなどを中心に活動中
http://utdsmp.tumblr.com/

 

*「S/N」作品情報はこちらよりご確認ください。